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わいやー∞遊び

もやたん、旅に出る

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ネタ切れすると登場していたニャンコ。
ベージュと白のもやもや模様から、
うちでは「もや」という名で呼んでいました。

歳はわかりませんが、両親が今の家に越してきた4年半前、
我が家の庭に現れた彼は、既に成猫だったそうなので、
若くても5歳、もしくはそれ以上の年齢だったと思われます。

去年の台風シーズンに、雨風を凌げるように、
縁側に箱を置いてやったのがきっかけで、うちで過ごす時間が長くなり、
慣れてきたら、うちで飼おうかと、餌やりをするようになって、
晩秋あたりから、家の中を探検したり、窓辺で寛いだりするようになりました。

異変は1月中旬頃。
元々、食は細かったけど、目に見えて量が減り、
ついに全く餌を食べなくなってしまいました。
それと並行して、目に膿が溜まりはじめ、視界を塞ぐように。

それでも、昼間はどこかに出掛けていくので、どうしようか迷ったのですが、
このまま目が見えなくなって、身動きがとれなくなってしまったらと思い、
1月30日夕方、散歩(?)から帰ったところを捕まえて、
動物病院に連れて行きました。

結果は、重度の腎不全・脱水・低体温で、動けるのが不思議な状態との事。
脱水・低体温のいずれかだけでも回復すれば、望みはあるが、
正直厳しいでしょう…と。

一縷の望みに賭けつつ、看取り介護の日々が始まりました。
給餌は全身全霊で拒否しようとするし、
冷えると命にかかわるのに、冷たいフローリングに寝そべるので、
目が離せませんでしたが、
通院の際の車での移動中はおとなしくしてくれていたし、
教えていないのに、猫トイレで用を足すなど、
非常に助けられた面もありました。

しかし、段々足もとがおぼつかなくなり、
トイレも間に合わなくなっていき、
2月10日朝、長い長い旅に出掛けていきました。

私はまだ寝ていたのですが、母が言うには、
保温箱(という名の、ホットカーペット入り段ボール箱)から出てきて、
お気に入りのクッションの上に横たわり、眠っていたようですが、
急に戻したので見てみたら、動かなくなっていたそうです。

嘔吐がなかったら気付かなかったくらい、静かな最期だったそうです。

病院に連れて行く前数日、夕方家に入ると、
何時間も、一番暖かいところに座ったままでいた事もあり、
最期のお世話をうちでしましたが、
野良ちゃんを家の中に閉じこめることや、毎日の強制給餌に、
本当にこれでいいのか、苦しめてるだけなのではと、葛藤の日々でした。

今でも、これで良かったのかという思いはありますが、
暖かいところで、穏やかに眠りにつけたのはよかった事にしたいと思います。

外にいた時から、本当に和ませてくれるコでした。
今まで、最期まで、本当にありがとう。
苦しみのない世界で、思う存分駆け回って下さい。
by eight-3 | 2012-02-10 12:12 | 日記

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